2020年07月24日

1765、必殺仕掛け人

ALSの患者の女性から、嘱託を受けて投薬して殺害した医師の二人が逮捕された。
記事によると、約8ヶ月の捜査後の逮捕だったらしい。
この病の様な不治の病の最終期の医療は、難しい問題がある。
私も身内に似た境遇の人間がおり、本人の達観した笑顔の前には己の無力さを感じるばかりだ。
家族は、必死でその世界の名医を探しだし、盛んに転院を勧めるが、「あんな遠い病院は嫌だ。皆に迷惑をかけたくない」と言う。

この問題は、深淵である。他人が気楽に意見が表明出来る問題では無い。

しかし、今回の嘱託殺人には、金が介在しているらしい。
となれば、一気に「必殺❗仕掛け人」とか「必殺❗仕事人」の世界の話になってしまう。

本来なら深淵な問題が金の介在があれば、金銭の授受で「殺人」を請け負ったプロの仕業になり、手が後ろに回る。

患者さんの気持ちは、本人以外の家族、主治医、看護師にさえ分からない。分かると言う人がいるとしたら、それは勘違いです。
あの達観した笑顔の裏には本人以外の他人全員には、伺い知れない苦悩の果ての世界が広がる。

この手の話は何年かに一度繰り返されるが、簡単に解決出来るものでは無い。
このALSの患者さんのご冥福を祈ります。




Posted by クマ at 09:14│Comments(0)
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